【システム受託開発】ECUとは?ECU検査装置の必要性と受託開発のメリット

システム受託開発はECU検査装置から医療機器まで対応

システムの受託開発を開発会社に依頼する際には、メリットについて知ることが大切です。自動車産業が発展する中で、ECUの開発課題は様々。テストの手間を軽減することは、メーカーやシステム会社にとって欠かせないことです。ECU検査装置や計測制御機器などの受託開発が可能な会社に相談することは、自社にとって大きなメリットにつながるといえるでしょう。

今回は、ECUの概要やECU検査装置の必要性について整理し、受託開発のメリット、株式会社ピーアンドエーテクノロジーズが開発した医療機器などをご紹介します。弊社ではUSB接続型データロガーや計測制御機器などについても開発実績が多数あるため、受託開発をお考えの際にはぜひご相談ください。

【システム受託開発】ECU検査装置の必要性

システムや検査装置の開発を依頼する際には、車載用のECUやその検査装置の特徴について理解を深めておきましょう。そもそもECUとはどういった役割を持つものなのかという点は、車載ツールを調べていく上では重要な知識です。また、ECU検査装置についてもその特徴や仕組みをあらかじめ理解しておくと、システム受託開発会社に相談しやすくなります。

こちらでは、ECUの概要やその必要性を整理し、ECU検査装置の特徴をご紹介します。

【システム受託開発】ECUについて

ECUについて

車載用ツールや部品を知る上で欠かせないものの1つに、ECUがあります。ECUは「electronic control unit」の略称。その名前から見てもある程度想像がつくように、ECUは車のシステムを作動させる上で重要な役割を担っていることがわかります。

コンピューター制御による車載システムが一般的になるまでは、車が動く仕組みは非常に機械的なものでした。世界最初のECUはエンジンの制御用です。1970年代に米国カリフォルニア州で制定された排気ガス規制をクリアするために、従来の機械式キャブレター(気化器)の電子制御化が検討されました。

エンジン用ECUでは点火時期や吸排気のタイミング、燃料の空気の混合比等を最適化し、排気ガス規制をクリアしました。

ECUは車載システムをコントロールし、必要に応じてスムーズに動かします。

  • エアバッグ
  • トランスミッション
  • 車線維持
  • 車間距離制御

このような高度な機能を実現しているのも、ECUによる制御があるためです。現代においてよく見られるようになったハイブリッド車や電気自動車なども、ECUが搭載されたことで実現しました。ちなみに高度な機能を持った最先端の自動車には、ゆうに100個を超えるECUが搭載されており、車載ネットワークでデータ通信をスムーズに行うことでその機能を制御しています。

【システム受託開発】ECU検査装置

車載ECUについて

車載ECUが適切な形で制御を行えるかどうか確かめるためには、細かくテストを重ねていくことが重要です。

しかし昨今は、自動車技術の発展がコンピューター技術の発展に伴い著しく進んでいる時代。高度な機能を搭載した自動車を市場に出すためには、それを実用化するための制御システムが不可欠です。機能の高度化が進めばECUや車載ソフトウェアの開発・検査も複雑になり、工数が増えるのは明らかでしょう。実際に、自動車メーカーやシステム開発会社の負担は時代とともにどんどん増大しているといえます。

このため、自動化が可能な部分は自動化を実践し、検査を少しでも効率化させていくことは自動車業界における大きな課題です。この課題をクリアするために重要な役割を果たすのが、ECU検査装置。コンピューターによりテストの一部が自動化・共通化されれば、その分開発負担を軽減することができ、コスト削減にもつながるでしょう。

株式会社ピーアンドエーテクノロジーズは、組込みシステムの受託開発に長年携わってきたシステム開発会社です。特に車載ネットワークの分野においては、得意分野として開発やテストで数多くの実績がございます。各種計測制御機器、ECU検査装置の受託開発についても、ご相談は積極的に受け付けております。

開発負担を減らしてテストを効率化させたいとお考えの際には、株式会社ピーアンドエーテクノロジーズへぜひご相談ください。

【システム受託開発】依頼するメリットと開発した医療機器について解説

受託開発をシステム会社に依頼することには様々なメリットがあります。IT知識・技術を持つ人材が増えてきた現代においては、自社開発でシステムを構築する企業も少なくありませんが、実際のところ開発には多くの工数と時間、コストが必要です。その結果、自社開発には限界を感じる場合も多いでしょう。

ここからは、システムの受託開発のメリットについて整理し、株式会社ピーアンドエーテクノロジーズが開発した医療機器について、特徴をご紹介します。

【システム受託開発】依頼のメリット

システム受託開発を依頼するメリット

受託開発は、自社開発と対になる言葉です。つまり自社で必要なシステムやソフトウェアの開発を行うことではなく、外部のシステム開発専門の会社などに開発を依頼・外注することを指します。

IT分野に詳しいエンジニアを自社でしっかりと確保しているのであれば、システムの自社開発は可能ですが、多くの場合、希望通りのシステムを開発することは自社のみでは難しい傾向にあります。そのためシステム開発事業を行う企業の多くは、受託開発の依頼を受け付けている場合が少なくありません。受託開発には主に以下のようなメリットがあります。

開発負担が軽減される

新たにシステムやソフトウェアを開発する際には、しっかりと技術と知識、そして経験を持った優秀なエンジニアを確保しなければならず、必要に応じて教育についても時間をかけるべき場合もあります。そのためどうしても開発負担は大きくなり、工数も増大するのが難点です。

しかし受託開発なら、こういった工数を最小限に抑えることができ、すべて自社負担で開発を進める必要がなくなります。システム会社に依頼すれば必要となる作業の多くを負担してもらい、効率的に開発計画を進めていくことが可能です。

コスト削減につながる

開発コストを抑えられるという利点も見逃せない点です。特に低コストでの受託開発に協力的なシステム会社が依頼先であれば、自社開発より大幅なコスト削減について期待が持てます。

自社で開発における作業のほとんどを担うと、コストを抑えるべき場所がわからず、結果として経費の無駄が生まれてしまうことも少なくありません。しかし受託開発を依頼すれば、最低限の費用でシステム開発を行うためにはどうすれば良いか、より具体的に相談に乗ってもらえるでしょう。

自社にない技術に触れられる

自社開発では得られなかった知識や技術に触れられるのも、受託開発のメリットです。依頼先企業は外部の企業になるため、独自に築かれた開発ノウハウを持っています。受託開発で依頼先とのかかわりが増えれば、多かれ少なかれ自社のIT分野に関する視野を広げるきっかけになることは確かでしょう。その視野の広がりが、今後のシステム開発に役立ってくる可能性は高いです。

株式会社ピーアンドエーテクノロジーズでは、組込みシステムの受託開発のご依頼を随時承っております。ECU、計測制御機器、車両用データロガー、各種USB機器、通信機器用FPGA設計など開発実績は多数。迅速かつ安価でのご相談が可能となっているため、システム開発における負担軽減やコスト削減についてお悩みの際には、ぜひご相談ください。

【システム受託開発】医療機器のご紹介

医療機器のご紹介

組込みシステムの受託開発を担う株式会社ピーアンドエーテクノロジーズでは、これまでに数多くのシステム・ソフトウェアの開発に携わってきました。多くは車両用データロガー、USB機器、計測制御機器など自動車関連のシステム・ソフトウェアになりますが、近年は医療機器の開発も行っています。

組込みシステムの開発は弊社の得意分野となっており、医療機器開発事業をスタートさせたのは、その組込みシステム開発の技術を活かせば医療機器開発にも貢献できると考えたから。そこで開発へと至ったのが脳卒中リハビリロボットです。

脳卒中は介護を必要とする疾患の第2位であり、有病者は2020-2025年に288万人(滋賀医科大学「脳卒中有病者数と脳卒中による要介護者数の推定」研究による)のピークを迎えるといわれています。

一方患者数の増大に比べ、理学療法士と作業療法士の数(10数万人)は不足し、療法士の負担増であると共に患者にとっても治療の機会の享受が難しいのが現状です。そこで、患者の回復のための治療の機会を十分享受するために、療法士の作業をサポートするためのリハビリロボット開発が急務であると考えます。

脳卒中リハビリロボットは、岩手大学をはじめとする地域の中核大学の理工学部、医学部や産業振興機関等との産学官連携での共同開発。ニューロリハビリテーションの概念に基づくリーダーフォロワ方式、バイラテラル制御等のロボット技術を活用した手の関節可動域の改善を図るのが大きな特徴です。

現在は国内において特許を取得しており、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)への承認申請を行う予定で開発が進められています。医療機器としての実用化・販売開始は2023年頃を目指しており、今後も医療機器開発の分野においてはさらにかかわりを深めていく予定です。

データロガーやUSB機器などシステムの受託開発はお任せください

組込みシステムの受託開発を行う株式会社ピーアンドエーテクノロジーズでは、車両用データロガー、USB機器など様々なシステム・ソフトウェアの開発を行っております。自動車業界においても医療機器業界においても、技術の発展は著しく進んでいるのです。そういった中で開発工数やコストを最小限に抑えていくためには、受託開発は積極的に考えるべき選択肢といえるでしょう。

ECU、計測制御機器、車両用データロガーやUSB機器など、株式会社ピーアンドエーテクノロジーズでは様々なシステム開発依頼を承っておりますので、お困りの際にはぜひお気軽にお問い合わせください。

データロガーなどシステムの受託開発は株式会社ピーアンドエーテクノロジーズにお任せください

会社名 株式会社ピーアンドエーテクノロジーズ
英文社名 P&A Technologies Inc.
住所
  • 本社
    〒020-0857 岩手県盛岡市北飯岡2丁目4-23 ヘルステック・イノベーション・ハブ 101
  • 分室
    〒020-0857 岩手県盛岡市北飯岡1丁目9-2 M-tec C-2棟
TEL
FAX
  • 本社 019-601-3273
  • 分室 019-601-3273
設立 2009年9月2日
事業内容 自動車・医療分野向けコンピュータ関連製品の開発・製造・販売
労働者派遣事業 許可番号 派03-30012マージン率等に係る情報提供_令和5年度
URL http://www.pa-tec.com/